受益者反対に通じる財政悪化放置と格付け会社

受益者負担反対」と言う、言葉を初めて聞いたのは1969年頃だったと思う。
学生運動家が叫んだ。
友人と一緒に、「受益者負担反対」の
日本語としての意味と政治的意味合いを、
知人の学生運動家に質しに行ったことがある。

電車に乗りたければ、運賃を支払うのが当然。
この単純な経済行動に結局応えてはくれなかった。

財政悪化で崩壊寸前の日本。
悪化が始まったときは、まだここまで借金が膨大でなかった。
以前の政治の責任にしたところで、全く仕方ない。
それなのに同じことをして財政悪化を進める。

当時の「受益者負担反対」理論も叫ぶ人物は真顔だった。
財政健全化に反対としか思えないばらまき政策者も一部真顔だ。

増税の前にすることがある」理論も100%間違い。
世の中に無駄が無くなるわけはないのだ。
無駄を排除することこそ政治力。
増税はやり直しの為に仕方ない。
電車に乗るには運賃を支払わなければならない。
電車の前払いでなく、バスの後払いだが。
反対してたら電車もバスもなくなる。

残業手当欲しさに残業する輩が存在する。
この様な輩を無くすことは出来ない。
排除、解決するために
残業手当制度を無くすというのだろうか。

震災で、食料安保の考え方も、
食料自給率比重アップ一辺倒で解決するわけでなく
調達ルートはフレキシブルでなくてはならないことがハッキリした。

原発安全、戦艦大和不沈、金甌無欠。
原爆2発落とされるまで終戦処理アイデアも出なかったし
行動できなかった。
絶対神話と先送りしかできない国民性は残念だ。

自国で解決不可能な雰囲気だが
このまま
ハードランディング破綻を防いでくれそうなのが
格付け会社の評価ダウンである。

借金コストが上昇し、
さすがの無責任政治家も実行できなくなる。
これに期待したい。これも仕方ない。

集票だけが目的のポピュリスト議員。
クレームだけを取り上げるマスコミ。

お金は天から降ってこない。