原子力発電所の再稼働への対応矛盾。
原子力発電所の再稼働の対応について
佐賀県だけがまず受け入れ表明を行った。
ここで、原子力発電所の事故を考えてみると
想定を越える地震と津波で生じた事実である。
一端事故を起こしたらこんなに大変になるのだったら
1.想定の考え方が間違いである
と非難の嵐。
2.想定は出来たはずだの意見
15mの津波は過去に有った。
あの程度の地震は1000年前にも有った。
想像力が貧困だ、と。
3.経済評論家の荻原博子氏は
一端事故が起きたら、制御できないので、保険も掛けられないことになる。
従って、これは“産業とか事業”と言えないしろものだ。
1000年に一度の保険の仕組みは成り立たない、と。
4.隕石が落ちたらどうなるのか
以前はこの理屈は反対のためのわざわざ引っ張り出してきた事例と思ってた。
20mの津波が来たらどうなるのか。
実はきりがない。
きりがないことに対応せざるを得ないことが、原発の根本的問題だ。
5.原子力発電所は全て危険だ。
但し、確率が低い異常事態が起きた場合である。
6.そうすると検査停止中の原子力発電所は
暫く様子を見たところで、何の意味もない(福島対策はできるが)。
この後10年20年でどんな異常事態が生じるか予測困難。
今、廃炉を決めて、停止作業に入っても無害なるまで20年~30年は掛かるようだ。
7.原子力発電所が無害廃炉になるまで異常事態が起こらないよう祈るしかない
但し、非常に確率が低いことは確かだ。
8.停止中の原子力発電所再稼働は様子を見て解決できるとは思えない。
様子を見る合理的根拠(つまり、様子を見ることが解決案になる)を
示してほしいものだ。
思考停止でも世の中の風潮に流されてれば安心は確かだが。
電力会社も同じ立場であるようだ。