ねるねるねるね は巣ごもり需要にマッチ

ねるねるねるね」は巣ごもり需要とマッチとの記事(朝日新聞1月23日)。新発売は1986年1月下旬に仙台から始まった。前年のツブポンが、その前年(84年)のムクムクソーダより売り上げ減で、開発者としては祈る様は気持ちだった。ヒットのお陰で、社宅や小学校の子供達から「ねるねるおじさん」と呼ばれたのが懐かしい。青少年の科学の祭典(姫路地区)で、今も人気だ。引率の母親から尊敬のまなざし。クラシエで更に拡充してくれたのはありがたい。

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発明が生かされ、商品化されるまで

 トレハロースの商品への物性効果を野菜パンでアピールできました。野菜を調理するときトレハロースを一定の割合で染み込ませると、野菜の持つ水分がパンに移行しにくいことを実証しました。調理野菜の水分が高くても、野菜とパンの接触面がジュクジュクした物性になりません。転職後の当時の経営者が、この現象を気に入られて、朝日新聞に一面広告をうたれました。

 しかし、当時の社内はそれを「保水性」と表現しました。しかし、ミクロでは保水かも知れませんが、食品的物性を表すのに「保水性」と言う言葉に当時違和感がありました。「保水性」は、水量を大量に含む力をイメージします。

 今回、古い新聞広告を思い出したのは、コロナ感染予防策として「ロックダウン」と言う言葉が広まったコトによります。まさに、パンの組織に野菜の水分をロックダウンしています。

 自分の発想・アイデアで多くのヒット商品を生む満足感は、「ねるねるねるね」「ツブポン」「ムクムク」などで、何度も経験しましたが、発明そのもがアピールされたことは意外になかったような気がして、嬉しかったことが思いだされます。

 写真は、モノクロでわかりにくいのですが、野菜の水分移行阻止力を表現されています。2000年4月12日。

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トレハロース入り調理野菜がパン組織に水分が移行しない様子

 

粉末ジュースの記事を「さすらいのジェニー」に取り入れ(唐十郎)

1985年4月30日の「プカポン」朝日新聞記事を見て唐十郎氏が来社。

粉末ジュースの歴史と「プカポン」「ムクムソーダ」開発の経緯を説明した。

暫くして「さすらいのジェニー」を上演すると言うことで、舞台用で使用する「プカポン」を提供した。長女と浅草の紅テントに招待され鑑賞。

印象深い出来事だった。それが今年再演。唐十郎氏は療養中と言うことだが、千秋楽に

舞台で挨拶。懐かしい。今年の朝日新聞に続編

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劇団唐組さすらいのジェニー紅テント再演朝日新聞20201103


掲載で知った。

「ねるねるねるね」発売前は「ツブポン」で全国紙初登場1985年4月30日

新型コロナウィルスが中国からやってきて、世の中様変わりです。若い人たちが業種によって困難な状況に陥ってているようです。 全世界に広がっています。私が、「ツブポン」を開発した頃、今日のような状況だったらどうなんだろうと思いますが、想像できません。 第二次ベビーム世代をターゲットとして、「プカポン」の次に「ムクムクソーダ」を開発したところ、1年で5000万食売れる大ヒットになりました。 これで、カネボウの子会社のベルフーズは、毎年ヒット商品を開発せざるを得なくなりました。 そして、全国紙にも取り上げられるような ヒット商品になりました。 その新聞記事をStay home中に見いだしました。

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1985年4月3日朝日新聞全国版に「ツブポン」「ムクムクソーダ」掲載

 

高岳神社の清掃作業を氏子総代で2日間

 冬の間に、境内の枝などを伐採した枯れ木の山の片付け作業に入る。1時間強で、集積することができました。神社本殿横からお祭り時の練り場まで高低差20mの5回の往復は運動エネルギーを要します。最初はマスク着用でしたが、息苦しくて途中でマスクは断念しました。しかし8人の力の為せる技、集積することができました。

本日(2020年5月23日)は集積した枯れ木や落ち葉をも焼却です。焚火の熱気は、昨日の運動と違った苦しさがありました。それでも、2時間弱で終了しました。あれだけの量がはけるものだ、と感心。半分は炭で半分は灰。全部灰なら畑に使えるのだそうだ。高齢者ばかりの神社氏子総代もできるだけフィジカルディスタンスを意識して作業。夏祭り中止で、輪抜けだけでもと思うが、クラスター発生の危険性を考えるとやむを得ないかな。

 

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枯れ木や落ち葉を集積場まで運びます。

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昨日集めた枯れ木や落ち葉を焚火で灰にしました



 

謡曲も三井寺の観月舞台で別世界の喜びが味わえる

10月27日(日)は大津の三井寺で12人の謡会が開催されました。半年前から行事準備されたた世話人には感謝です。

 まず、観音堂和室で「高砂」「百萬」「舎利」を謡いました。

そして、観月舞台で「三井寺」を謡います。写真のような雰囲気で、謡ってるどころではありません。一人抜けて、展望台に上り、撮影しました。この舞台の横には、「三井寺」の解説が掲げられています。

71才の小生が最若手というのは少し寂しくもありましたが、展望台にも届く謡い声は、元気いっぱいでした。

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三井寺観月舞台で「三井寺」を謡う

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謡曲三井寺」の解説(観月舞台横)