あまのじゃく、津久根島、海水浴

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広島湾の草津沖が埋め立てられてない頃、
夏休みになると、太田川放水路下流に飛び込み台が、作られた。

青年団」有志が、六尺ふんどしで組み立てていくのを暑さも忘れて眺めていた。

部屋の温度が30℃を超えると、水泳許可が母親から出された。
朝10時過ぎると、寒暖計とにらめっこ。

30℃を超えた。嬉しくて、近所の1歳年下の友達を誘いに行った。
未だ、6~7歳。一人での水泳は許されず、友達のお母さんが監視してくれることが目的だった。

泳ぎ疲れて、帰ってくると、父が、「勉強せえ」と小声で叱った。
何故か大声でなかった。

無視してると、夕方、散歩に連れってくれた。
沖合に浮かぶ小島の話を始めた。
あまんじゃくが住む島、或いはあまんじゃくの父親の墓がある津久根島を指さした。
「人の言うことをチャンと聞かんと、将来あの島に住むことになるんじゃ」

今でも、元来、人の言うことを一旦聞いた後、否定したり、曲解したり
素直に飲み込むことは少ない。行動は意外に素直だが・・・。

津久根島は暑い夏になると思い出される。
松が枯れたニュースを以前聞いた。
植林して復活の運動も。