特急くろしお、オーシャンアローなど和歌山、関空方面行き特急は
京都・新大阪を経て、大阪駅を通過する。
大阪通過は、精神的に落ち着く。
大阪駅では、列を崩すのは以前ほど野蛮でないが
普通の人に見えるタイプが平然と堂々と行う。
又、狭い通路を前の人を抜かそうとして
少しでも体が触れると睨まれる。
運が悪いと怒鳴られる。
逆に、抜かされるときはこちらが突き倒されて
倒れそうになっても平気である。
どこでも、似た傾向が見られるが
実際にそのような目に遭うのは大阪駅だけだ。
ミクロ経済学では
インセンティブ論と
モラルハザード論が出てくる。
大阪のマイルール論は
周囲に不快に思われたり
多少の不都合を及ぼしても
マイナスのインセンティブが及ぶこともほぼ無いと
自覚してるようだ。
周囲は匿名性不特定だからだ。
これが、会社内などなら不利益を被るので
他地域とさほど変わらない行動様式になる。
大阪研究はなかなか興味深い。
一方、何故か新大阪駅では大阪駅のマイルール行動は少ない。
旅人が多いせいか。
駅が広いせいか。
大雨の中、和歌山へ向かうのに
不思議な思いで、大阪駅通過を眺めた。