アブラゼミの環境

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アブラゼミが最後の飛翔を終え、コンクリートの手摺りに横たわる。
マンションには必ずと言っていいほど、植木が整備されイメージ 2
ている。
近くの公園や山に比べると、植木の密度は低い。
毎日毎日100匹近いアブラゼミが鳴き出すのが不思議だ。
これだけの蝉を生み出す環境は、植木の周りの土を誰も踏まないからだろう。
たくさんの蝉の抜け出した穴が遺っている。

8月上旬に、アブラゼミの合唱が終わり、もう一度ツクツクボウシが出てくる。

謡曲の練習を終え、一向に涼しくならない夕方の“
”であった。