清酒の利き酒と清酒市場

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京都の勉強会、交流会で日本酒の講演と利き酒体験。
左から、「14代」「海運」「春鹿」「まる」
春鹿は、1升換算で1万円を超える。
14代、開運は3000円弱。
「まる」は900円を切る。

日本酒は、昭和50年代に入って、1度も浮上することなく、低減状態。
その中で、よりよい品質を求め、原料に拘り、精米に拘り、醸造方法に拘ってきた。
1部のメーカーは、その「拘り」が話題となり、伸びた例もある。
そのメーカーの手法を見習ったら、更に市場は縮小するだろう。

その証拠が、右端の「まる」だ。
メーカーの白鶴はこのブランドヒットのお陰で、1位になった、とか。
只、これも日本酒市場を膨らませる力はない。

目標が、各社見定められてない。
日本酒のどこを残して、コンセプトチェンジが出来るか。
或いは、食シーンを発見し、テイストを合わすことが出来るか。

さて、利き酒では「春鹿」の豊かな香り、深い味わいが圧倒的であった。
変な言い方だが、美味しすぎる。
つまみが要らない。
14代と開運は嗜好差だろうと思うが、14代の香りに軍配。

一時宣伝をしてた「シロ」のコンセプト。
シロは主役でない、料理を引き立てる、と。
料理が主役だ、と。
このCMを思い出した。