「明石原人」を聞いたことがあるだろう。
子供の頃怪獣ものと同じような感覚で「明石原人」を想像した。
1931年4月18日、兵庫県明石市の西八木海岸(写真)で直良信夫(のち、早稲田大学教授)が、古い人骨の一部(右寛骨〈う-かん-こつ〉を発見し、鑑定依頼したが、あまり真剣に見てもらえなかったようだ。その後、折角の骨が亡くなり、レプリカで判断せざるを得ない状況。
この判断では、新しい原人と縄文時代以降の今の人に近い説でストップしている。
化石が残っていれば、夢か現実か、判断できただろう。
近くには、明石象の化石も発見されている。これは紛れもなく本物。
この付近は湖であり、その後瀬戸内海誕生、消滅しかかったり、これからも動いていくのだろう。