曾野綾子 老いの才覚 神われらと共に

曾野綾子著「老いの才覚」を2度読んだ。
60歳過ぎると、雇用護送船団社会から見放されるが
いろいろ支援策は講じられている。
只、個人個人への支援なので、いろいろ妄想も膨らむのだろう。
周囲との接点があっても頻度が減るので、我が儘も増長する。

60歳過ぎの友人との交流会で
「いかに生きるか」は重要なテーマである。
たまには真剣に話し合うことが大切だ。

自覚を持った生き方が出来ればよいが
「年寄りを大事にしろ、しないのがおかしい」
利己的丸出し。
忍耐力のなさは
問題である。

それらを解決できる考え方
行動事例
がこの本に楽しく綴られている。

近所の介護支援で著名な医師に
この本の話をすると
上野千鶴子さんもお強いですなあ。
みんな弱い人ばかり何ですよ」と。

強い人間でなければ我が儘で良いとも言えない。

曾野綾子も最終章で
アデマール・デ・パロスというブラジルの詩人の
「神われらと共に」を記している。

すばらしい詩なので、一読をおすすめしたい。