中学校からの友人 スカイツリー構造設計責任者

スカイツリーの構造設計責任者は、中学校以来の友人だ。
番組内容が設計にまで及ぶときは、ほぼ彼は取材を受ける。

先日も、設計思想を一言で言わされていた。
取材時間は、おそらく1時間は掛かっただろう。
しかし、放映時間は10秒程度。

25年くらい前「ぶらんぶらん」と言う菓子を開発したとき、
NHKの木村千旗氏から取材を受けたことがある。
このときは、取材中キーワードが出ると
「そこを30秒で話してくれ」と、まるで役者の様な要望をする。
テレビカメラを見ながら、カメラの横にメモを貼り付け、対処したことがある。

スカイツリーの設計者である友人は、当然成績優秀だった。
中学校3年の国語の時間。
日本語の語彙の使い方を議論。
例えば、力はパワーといった方が、みなぎる感じが出る。
と言ったような意見多数の時。
彼は、難しい言葉を挙げた(今、覚えてない)。
平易な語彙で感情を表しにくいとき、
難しい語彙を受けても理解できるよう
日頃から教養として豊富な語彙力を身につけておくべき、と。

従って、この間のスカイツリーの取材時、彼は難しい設計用語を使ったと思う。
しかし、編集カットされたのだろう。

テレビは特にこの様に皆が分かる語彙しか使わない傾向が強い。
難しい設計をしたのだから、もう少し突っ込んだ表現を出すべきでは無かったのか。

知りたいのは「設計意図」なのだから。