モニター調査の言葉と回答の相関性

 昨日YAHOOサイトに「ねるねるねるね」の開発秘話が掲載された様だ。
結局記事は読めなかったが、29年前の今頃印刷会社に出校したことを思
い出す。印刷会社工場長から「納期が間に合わない」と入校を迫られた。
元々の開発動機は水飴を練る行為を不思議、楽しいを加味して再現させたかったのだ。
練っても透明である。その水飴にタブレットを入れ、タブレットが変色したり、ふくらんだり、崩れたりしたら良いな、と思った。
研究員と毎日やりとりしたが難しい。「透明はあきらめよう」と、
方向転換。
その後は、このブログでも記したが、次女の幼稚園砂場の遊びが開発推進の契機だった。
砂を盛ったり崩したり、こねたりと、尽きないのだ。これに「練る」行為を重
ねることができた。

アンケート調査の方法もこの頃開発されたと記憶してる。
朝日新聞2014年11月29日beにランキング調査結果掲載。
今回は「田舎イメージ」だ。青森県が1位。
又、「印象の薄い県」では「茨城県」が1位だそうだ。
どちらも47位が「広島県」。
この評価で、広島県を平均とみて良いのか。
質問の言葉と回答者の受け取り方と、回答者の評価は、想定通りなのか、
意外性が発見されるのか。
ねるねるねるね」の時は、このような質疑のデリケートさを当時整理でき
てなかっったが、子供達の言動から推測できる部分を見いだした。
試作品を作る作業そのものを、じっくり見て、個々人と全体の作業内容と
を思い出すことだ。
小さな子供の反応は、ある意味化学反応のようなだ。
AにBを加えるとCとDができる。
ところが、小学校高学年になるとバイアスが入る。
横にらみのバイアスだ。隣の様子を見るのだ。
隣の様子がバイアスとなり、CとDにならないで、EとFになり、
若干違う反応になる。
純粋な反応とバイアスの加わった反応を読むことになる。