報じられる時流と商機にするスピード感

(つかむインバウンド消費)
春節幕開け、商機は一年中―福袋いつでも企画、タイの正月も照準
日経MJ20150204(流通新聞)

ラオックス高島屋の新宿店の施策が掲載されている。
高島屋では「福袋は日本の風物詩。
雰囲気もひとまとめにして売れるキラーコンテンツ」の位置づけだそうだ。
千歳アウトレットモール・レラでは年末に帰ってしまう観光客向けに
昨年12月に福袋セール実施。

観光客相手に小売店はこの商機を生かす工夫が試される。

女子に染まる、おじさんの街――東京・新橋、コスパ魅力「客の3割に」、横浜・野毛、元OLの店次々と。日経MJ20150206(流通新聞)

今日の1面記事は地域の特色が今までと違うターゲットにも魅力である理由が記されている。

この様な記事を見ると、
商品開発員時代に社長から、新聞記事を見せられ発破を掛けられたことを思い出す。
経済誌には子供向け商材は殆ど掲載されない。

自社資源、即ち、開発陣、製造設備と技術、販売網が生かされないのに
時流を示されると困惑する。

先日、神戸大学図書館で1985年頃の日経MJ日経産業新聞を調査したが、子供向け商品の掲載は見当たらない。当時の子供達の流行を調べたかったのだが、徒労に終わった。


しかし、時流に乗れるスピード感は重要だ。
子供向け市場が掲載されないことが良かったのかも知れない。