イトーヨーカドー広畑店(姫路)閉店が非常に寂しい

 昨日(2017年3月26日)姫路のイトーヨーカドー広畑店が僅か16年の営業を終えました。今までも、百貨店、他スーパーマーケットの閉店や廃業ニュースを見てきましたが、イトーヨーカドー広畑店だけは、気になってしかた有りませんでした。何故なのか、閉店ニュースを目にしてから気になっていました。
 何故、イトーヨーカドー広畑店閉鎖がこんなに気になるのだろう
イメージ 1
 今から35年前に大阪から東京へ転
勤し、研究職から商品開発職(マーケティング)に異動になりました。今までは、目的を目標に絞られた課題対応が主だったのですが、目的、目標、達成手段などを構築して、研究所や工場の協力を得ながら自分が主人公として業務推進しなければ成りません。
 目標構築の情報収集は、取引先の仕入れ企業、売り込み先の流通も重要でした。現下の情勢が分かるからです。当時、所属部門で最優秀の営業マンがイトーヨーカドーセブンイレブン担当でした。新商品案内時には、その営業マンに同行し、MD(商品仕入れ選別員)の意見、要望を聞くことができました。幸い、ヒット商品を連発したことから、イトーヨーカドーのMDも意見交換に少し時間を割いて頂けるようになりました。流通視点でのマーチャンダイジングのお話は大変ありがたいものでした。そんな関係が15年くらい続きました。その間、自社の営業マンも担当が変わらず助かりました。原料メーカーへ転職するとき、MDが上司を呼んでわざわざ激励の挨拶です。
 他の大手流通も同じ様に、新商品案内には同行していましたが、サラリーマン同士認め合う仲になったのは、イトーヨーカドーだけでした。
 しかも、商品開発担当赴任時から、1位のD社をドンドン追い詰める勢いがあった頃です。

更に、山梨で起業したとき、甲府イトーヨーカドー店長が地場産商品催事には「白州屋まめ吉」大豆飲料や葡萄、桃ジュースを必ず採用して頂きました。

流通を通して社会への働きかけが実際にできてた時代が遠ざかっていく寂しさなのだろうか?