情報と認識の共有

 内閣府の調査報告資料が朝日新聞に掲載されていました。がんリスクに関する商品安全専門家と一般消費者の認識のズレの内容です。一方で、食品の専門家が臨床データに繋がる知見を元に開発された「トクホ」即ち特定保健用食品には大いに疑問があると、週刊新潮で特集されていました。
 食品の商品開発を長年手がけて来ましたが、「栄養バランスの取れた食品メニュー」「発がんリスクを抑える野菜のランキング」などと「健康食品・サプリメント」に対しては、違う思いを抱いていました。
 効果効能がほぼ明確なケース(素材や調理法や各素材の組み合わせ)はどの程度の効能なのでしょうか。反対に食中毒原因の素材の「きのこやふぐ毒」、食中毒菌・ウィルス、古くて酸化された食用油は因果関係が明確です。
 アンチエイジング素材、食生活提唱も、化学実験のように毎日正確に行われれば、良い効果があるのかも知れません。しかし、日常生活で、実行は難しいから、証明できないのかも知れません。
 脂ぎったメニュー、甘くて糖質たっぷりのメニュー、美味しかったので腹一杯食べてしまった、などなども、たまにだったら良いかもしれない。遺伝的素養も発がん関与するだろう。と、厳密に理想メニューや食
生活を送る人がほぼ存在しないかも知れません。
イメージ 1 そんな中で、大規模な統計データからは発がんリスクデータは信頼できると思います。個々人のデータ判断が難かしいのかもしれません。結局、何年経っても釈然としない、感想でした。