2015-03-22 京都観世会館3月例会を見て ねるねるねるね開発経緯 #伝統芸能 平安神宮近傍の京都観世会館3月例会。 能楽は「自然居士」「草子洗小町」「雷電」、狂言は「薩摩守」。 三つの能楽はストーリー性が明快で楽しめる。 自然居士は日本にしては珍しいヒューマニズムが主題。人買いに売られた少女を自然居士(身分不詳の説法僧)がもてる技すべてを披露し、人買いから返して貰う。 「草子洗小町」は水辺の草を御題とされ小町は「蒔かなくに何を種とて浮き草の波のうねうね生い茂るかな」と詠む。大友黒主に古歌から盗作したと陥れらかけたが、小町の機転で黒主の陰謀と判明。しかも小町は黒主を許し、助ける。 「雷電」は菅原道真の怨念を慰める。官位をやって宮殿への雷を止めて貰う。能の演目は概ね自分の成仏を願うだけが多い。今回は人助けであり、よく考えると珍しいのかも知れない。 能のチラシには演目ごとの能楽師プロフィールが記されてない。 ○○コンクール1位などとクラシックの演奏会では紹介されるのに。 若々しく美声だとか。 大鼓の音がクリーンだとか。 紹介して欲しい。