ぶどうの季節がやってきた。
近所のドラッグストアで『なるなるみになる』を見つけた。
懐かしく、思わず買った。
23~24年前、デラウエア2房を妻がおやつに出してくれた。
娘は、子供部屋で遊んでいた。
2房なので、全部食べてしまった。
梗(写真左上)が二つ皿の上に残った。
懐かしく、思わず買った。
23~24年前、デラウエア2房を妻がおやつに出してくれた。
娘は、子供部屋で遊んでいた。
2房なので、全部食べてしまった。
梗(写真左上)が二つ皿の上に残った。
娘が子供部屋から出てきた。
食卓に残った梗を、寂しそうに手に持って、
社宅のベランダから信行寺を見ていた。
「お母さんが、葡萄を食べなさい、って」
社宅のベランダから信行寺を見ていた。
「お母さんが、葡萄を食べなさい、って」
私は「うん?(*_*)」
妻も私を詰った。
「ガミガミガミ!」
丁度、水を付けるとゼリー状(餅状が相応しいかも)になる
粉末を研究所が開発してくれていた。
この特性をお菓子に生かせるアイデアを検討中だった。
子供の好奇心、期待感を如何に生かせるか、が
このお菓子の特性であり、勝負所だ。
娘の姿を見て、珍しく一発で閃いた。
「覆水盆にかえらず」
『なるなるみになる』はぶどうの実が蘇る。
贖罪の気持ちが、一気にアイデアになった。
私の発想法は、練って練って実現に至る方が圧倒的。
『なるなるみになる』は珍しいパターンだった。
しかし、この企画を実現してくれたのは
私のアイデアより、
プラモデル式で梗を組み立てる方法を開発してくれた
印刷会社の技術者だ。
私と同じ年で、彼は今も姫路の北の工場で
技術者として頑張っている。
一つのアイデアから商品が生み出されるまで
映画のプロデュースと同じく
監督、俳優、技術者など多くの協力者の賜として
思い出される。
今は、農産物の「ぶどう」の付加価値を高めるため
アイデアマンでなく、技術者として
素材の良さを如何に生かせるかの技術アイデア。
還暦過ぎても、頑張っていきたい。