マツダ車、高い技術集積市場におけるニッチな戦略

今週月曜日の日経MJの1面にマツダが大きく取り上げられた。2%のユーザーを直視した、商品開発、販売戦略、独自技術の展開が成功しつつある、と。
イメージ 1スポーティーなデザイン、ハイブリッドに頼らないスカイアクティブの燃費効率、開発陣との直接交流の機会サンクスデイを設ける。

デミオアテンザロードスターと共通コンセプトを感じる。

最初のマイカーがデミオで、その利便性には大変お世話になった。
 今度のデミオは、どうだろう。

・嗜好品としての“マイカー”だが
・乗り心地の“マイカー”
・利便性の“マイカー”
・ステイタスの“マイカー”
購入目的の幅は案外広く無さそうだ。

この記事では、マツダ車は下取り価格が安く、再び廉価なマツダ車購入に至ることを
マツダ地獄」と称し、それを脱したことが報じられている。
 良いことだ。

 流通菓子などでは、1時期でも同位置ジャンル内でトップの要素が無いと
店頭に並ぶことも無い。企業特有のベーシックな商品が無い場合、人目を惹く訴求点となるアイデア重視になる。

かつては、市場の奥深さ、タイムラグが働き、アイデアが際立っていれば一斉出荷で、ボリュームを稼ぐことができた。今はセブンイレブンやイオンに採用されなければ売上げ見込みが読めない。
 市場が面白くなくなってるのは、セブンイレブンとイオンのお陰とも言える。今コンビニなど流通再編成が進むが、同じコンセプトで争って貰っても困る。
姫路地元の「マルアイ」が本来の多様化を求める顧客対応のヒントになって欲しい。

いつもいつも、1位メーカーの商品で生活は豊かになるのだろうか。

銀行的市場化を恨めしく思うこの頃だ。