コカコーラとキリンの提携話は消費者に不利?

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 コカコーラとキリンビバレッジの提携話が進んでいるようです。人口問題、自販機売上げ低減と低価格化が主たる動機のようですが、新商品が不発も要因のようです。
 2日間「ねるねるねるね」にブログで触れてきましたが、今なら、開発する気にならなかったかも知れません。子供の人口減も大きいのですが、大手流通MDに目にしたことの無い商品の目利きが期待できないからです。セブンイレブンのPBもオリジナルはありません。
 かゆいところに手が届く品揃えと、かゆいところを本当に掻いてくれる便利な孫の手を探すセンスが素晴らしいことで、消費者から指示を受けてきたと言えます。
 缶コーヒー、ペットボトルのお茶、午後の紅茶、スポーツ飲料など開発できません。メーカーの発想力です。定番交渉では、MDの想定に入るコンセプトでなければ難しいのも当然です。奇抜な商品は採用されるかどうかよく分かりません。宣伝投資も二の足になります。面白くて、いいCMが出来れば、昔は小売店主に響き、店頭に並びます。
 だったらどうしたら良いのでしょうか?飲料の最大の武器は、自販機です。商品魅力度で消費者に認知される手段になります。その結果、最終的に大手流通に採用されても、価格は希望通りになりません。大手流通に入れば、低価格が商品魅力の1つになりますので、自販機で売れなくなります。
 打つ手が無いように思いますが、利益率の低さが武器であることに気付きました。現状僅か1%台ですので、10%利益商品は5~10倍の力になります。健康飲料は既にその路線ですが、自販機レベルに至っていません。メーカーエゴに立ち返り、誇りを持って“新ジャンルコンセプト”商品にも挑戦して欲しいと思います。自販機で。又、MDの目利きで楽しいスーパーマーケットも多々あります。
 夢想しつつ。