フジテレビの凋落と限定されたチャネルの努力

イメージ 1フジテレビの視聴率が振るわないそうです。個人的には、当たり障りの無い番組制作姿勢が嗜好的に好きでは無かったのですが、気になります。日経MJの指摘通りなのだろうと思いますが、これは分析評価ですのでフジテレビも認識してるでしょう。
 私も、「ねるねるねるね」などの商品開発時に、業界紙を読むヒマが有りませんでした。アイデア開発とその検証に明け暮れていたからです。

 問題は、出来たときから、チャネル限定の世界しか知らない業界にある様な気がします。
食品菓子店は、数十万の小売店が、大手チェーン店の台頭で姿を消しつつあります。その大手小売店も、百貨店、スーパーと業態が移り、CVS全盛です。大手資本の目論見通りの展開です。目論見外は、業態の衰退に歯止めが掛けられないことでしょう。しかも、通販が、Webになり、かつアマゾン進出でどうなるのか、読みにくい局面を迎えています。オムニチャネルに活路を御見出そうとしてますが、どうなるのか不透明です。
 テレビ局も、PCからスマフォに視聴者時間を奪われ、対策案が出てないように思います。
 先日の囲碁がAIに負けたように、対策案の選択肢はAIが提案してくれるでしょう。何を選択するかは欧米が、如何にすべきかは日本が、その日本方式をコスト的魅力で中国が凌駕する。と、思いましたが、この図式こそが、旧来そのもの。
 フジテレビの打開策は未来をテーマにした番組制作することだろうと感じ入る次第です。ここにはアイデアを出さざるを得ないからです。「俺たちひょうきん族」を待ち望む一人として。