能「歌占」の解釈と難解な節回し

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恒例の謡曲の稽古。
マンツーマンだ。演目は「歌占」。
クセ部分の謡が難しく、稽古は2度目だが先に進めない。
勘違いしてた節回しが発見され、一歩前進。写真は稽古場。
『歌占』は①歌による占い、②地獄の曲舞、③神懸かりの狂乱場面の三段構成。
謡曲として特に地獄の様を聞かせるクセ部分が特に難しい。
時間的にも長いので、親子の邂逅場面で、
観衆の気持ちを和らげさせたのであろう。
能の演目で解釈しずらいのが、
この当時の教養人が理解できても、
今の能愛好家ですら難解な詞章である。
いろんな解説を読み通さないと、理解に至らない。