果実チップ オレンジチップス&チョコ



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スイーツには様々な原料が使われる。
このところ、フルーツ素材が人気だ。
フルーツは、そのまま食べる方が美味しいことが多いが
スイーツの高度な味わいを創る素材としても重要な役割だ。

スイーツ素材として使用される場合
新鮮なカットフルーツだけでなく
写真のように、手でもって食べられるように加工することも必要である。
オレンジスライスはレモンスライス同様、焼き菓子の上に載せられるコトが多い。
見た目もきれいだし、全体の風味に深みを供する。
皮を主体としたチップ(ピール)は焼き菓子に練り込まれ、
生地のアクセントになるもなる。

写真の果実チップスはトレハロースを主とした糖質を染みこませ
送風乾燥、或いは低温で焼成(100℃以下なので焼成と言わないかも)する。

企業の研究室と違って、設備が無い分、腕が要る。
この場合、オレンジを薄く均一にスライするのが大変難しい。

1mm厚が希望だが、3mm程度になる。
家庭用スライサーも難しい。
それでも、工夫すれば何とかできる。

柑橘系の房の中に糖質を染みこませる手順
最後に手でもって食べられるような物性(キャンディ状)
が、コツだ。

このオレンジスライスに半分チョコ掛けすれば
何とも言えない単純スイーツが出来る。
写真下は糖を染みこませたレモンスライスを新宿の著名なシェフに送り
チョコ掛け試作して貰ったときのものだ。
袋入りなのでやや写真の映りが悪い。
仕上がり感激モノ。シェフの才能は「味創り」だと、しみじみ感じ入る。
レモンの甘酸っぱさと、チョコのビターテイストが
自然に調和している。
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